PDForsell(フォルセル)ヘルプ

目的・概要.. 1

対応OS. 1

必要なソフトウェア.. 2

使い方.. 2

その他.. 5

アンインストール.. 5

著作権・使用条件・配布条件・免責.. 5

連絡先.. 6

 

目的・概要

PDFは今や一般的なファイルフォーマットとなり、Adobe ReaderがインストールされていればPDFファイルを見ることができます。ですが、PDFファイルを編集することはできません。有償のAdobe Acrobatを購入すれば可能ですが、そう安いものではありません。

PDForsell
はフリーのPDF表示ライブラリと、PDF編集ライブラリを使うことでPDFファイルの編集およびプレビューを実現しています。Adobe Acrobatに依存することなく操作することができます。PDForsellを使えば複数のPDFファイルを結合したり、1つのファイルを2つに分割したり、あるページだけを回転したりすることができます。また、PDFファイルにパスワード設定したり解除することもできます。
できること

 

対応OS

         Windows XP, Vista, Windows7 32bit版、64bit版共に動作可

動作確認環境:

IBM Thinkpad X40(PentiumM 1GHz メモリ516MB)

Windows Xp HomeEdition SP3

必要なソフトウェア

Microsoft .NET Framework Ver 3.5 (windows(Vista,7にはプリインストールされています)

以下のMicrosoftのサイトから無料でダウンロードできます  http://www.microsoft.com/downloads/ja-jp/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=ab99342f-5d1a-413d-8319-81da479ab0d7

 

 

使い方

このプログラムの配布方式はインストーラタイプとインストーラ無しタイプがあります。インストーラ無しタイプをご使用の場合は、PDForsell2.exeとその他のファイル(DLLや言語ファイル)が同じフォルダにある必要があります。デスクトップ等にPDForsell2.exeのショートカットを作成してご使用下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

@ファイルを開く

追加したいpdfファイルを選びます。ファイルをリスト上にドラッグしても追加できます。複数ファイルを同時にドラッグで追加することもできます。

 

この時にファイルオープンのセキュリティのかかったファイルを追加するとパスワードの入力画面が表示されます。

ファイルを開くためのパスワードを入力して下さい。

また、編集のためのセキュリティがかかったファイルを開こうとするとパスワードの入力画面が表示されます。

必要に応じ入力して下さい。パスワードが合わない場合はファイルを追加することができません。

ファイルが追加されると左のリストにファイル名とページ番号、右の窓にそのファイルのプレビューがされます。

プレビューはそのファイルのリストをクリックすると表示が変わります。

 

A分割ボタン、全分割ボタン

リストを選択した状態で分割したいページまでマウスホイールまたはスクロールバーでページを送り、分割ボタンを押すとそのページでリストが分割されます。分割は表示ページから分割されます。つまり、5ページあるファイルで3ページ目を表示した状態で分割ボタンを押すと1~2ページ、3~5ページの2つにリストは分割されます。

とりあえず全ページ分割したい場合は、リストを選択し、「全分割」ボタンを押すと全ページ分割されます。

 

B回転ボタン

そのページまたは選択リストのファイルを回転したい場合は、選択状態で右回転または左回転ボタンを押します。リストで複数ページある場合は以下の窓が開きます。

“表示のページのみ回転”を選択して回転ボタンを押すと複数のページを持つリストであっても、そのページだけ切り出して回転させます。1~5ページをもつリストの4ページ目で表示のページのみ回転すると、1~3453つにリストは分割され、4ページ目のみ回転します。

また、“全ページ回転”を選択してボタンを押すと選択したリストのページ全てが回転します。

単一ページの場合は上記の窓は表示されずにそのまま回転されます。

C削除ボタン、全クリアボタン

分割や回転したファイルはページが部分的に分割されますが、その一部のページだけをリストから削除することができます。リストを選択した状態で削除ボタンを押すとリストから削除されます。実際のファイルが削除されるわけではありません。

また、「全クリア」ボタンを押すとリストが全てクリアされます。

 

D上下ボタン

上下ボタンは分割、回転したリストの順序を変更することができます。リストを選択した状態で上ボタンまたは下ボタンを押してください。リストの順序が変わります。結合時にはリストの順番通りに結合されファイルが生成されます。

また、リスト行をドラッグして移動したい先へドロップすることでも順序の入れ替えが可能です。

 

E結合して保存ボタン

表示されているリストの順番で結合してファイルを生成します。ボタンを押すと下の窓が開きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


保存先はリスト上で選択したファイルと同じ場所に選択したファイル名に”_merged”を付けた状態を保存ファイル名候補として表示されます。その名前でよければそのまま結合して保存を、場所やファイル名を変えたい場合はテキストボックスでパスや名前を変更するか、参照ボタンで指定して下さい。

セキュリティを有効にしたい場合は「セキュリティを有効にする」をチェックして下さい。

セキュリティの設定を変更したい場合は“セキュリティの設定”ボタンを押してください。

セキュリティの設定については次項で説明します。

文書のプロパティを設定したい場合は、「文書のプロパティ>>」ボタンを押すと設定枠が表示されます。ここで入力した内容でファイルに文書のプロパティが設定されます。

F分けて保存

分けて保存ボタンを押すと下のダイアログボックスが表示されます。

「結合して保存」との違いはファイルの接頭語欄が追加されていることです。

保存するファイル名の頭につける名前を決めます。

 

「分けて保存」はリストのまま分けてファイルを生成する機能です。保存先ファイルの接頭語に連番を付けて一括保存されます。

 

 

Gセキュリティの設定

セキュリティの設定ボタンを押すと下の窓が開きます。パスワードの長さは32文字までです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


A.セキュリティの強さ

セキュリティの強さを設定します。128bitの場合はacrobat5.0以降に対応します。128bit40bitかを選択します。また、128bitの場合に飲み対応するオプションがあります。→(D)

B.ファイルを開くためのセキュリティ

ユーザーパスワードを入力すると、ファイルを開く時にパスワードの入力を求めることが可能です。C項オーナーパスワードとは異なる必要があります。

空欄の場合はセキュリティを有効にしません。

C.編集するためのセキュリティ、オーナーパスワード

オーナーパスワード入力すると以下の各オプションに対応するセキュリティを設定できます。(D)B項ユーザーパスワードとは異なる必要があります。

空欄の場合はセキュリティを設定しません。

D.編集するためのセキュリティオプション項目

それぞれのオプションを設定します。128bitの場合のみ対応するオプションがあります。セキュリティの強さ40bitを選択した場合はグレーアウトされ選択できません。

 H開く

このボタンを押すとPDFファイルが関連付けられているアプリケーションでファイルを開きます。

もし、PDForsellで表示できないファイルがあった場合はこのボタンを押して表示を確認して下さい。

 I抽出

ページを切り出したい場合、分割ボタンを繰り返し操作することで切り出せますが、抽出ボタンを使用することですぐにページの抽出ができます。

テキストボックスに選択済みのリストの最初のページと最後のページ番号が表示されています。切り出したいページ番号を入力し抽出ボタンを押しますと、リストが指定のページに切りだされます。*この操作でファイルが作成されるわけではありません。実際に抽出されたファイルを作成する場合には、「結合して保存」か「分けて保存」ボタンで保存して下さい。

 

その他

セキュリティの設定項目は設定ボタンを押した時に

C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Application Data\PDForsell

の「PDForsell.ini」に保存されます。パスワードは暗号化してテキストで保存します。レジストリは使用していません。また、セキュリティを有効にするためには結合時の窓(E結合して保存ボタン)セキュリティを有効にするのチェックボックスを有効にする必要があります。

 

アンインストール

「コントロールパネル」の「プログラムの追加と削除」からPDForsell2をアンインストールして下さい。

インストーラ無し版の場合はフォルダごと削除して下さい。レジストリは使用していません。

設定ファイルは「その他」項の場所に保存されていますので、不要の場合は削除してください。

 

使用しているライブラリについて

PDForsell2は以下のライブラリのおかげさまでフリーソフトとして成り立っています。

iTextsharp

iTextsharpiTextライブラリのC#対応版です。

PDFの分割、結合、回転などが可能なライブラリです。

http://itextpdf.com/

PDFLibNet

PDFLibNetPDFファイルを表示するためのC#対応ライブラリです。

このライブラリが唯一と言っていいほど、この他にフリーのPDFレンダリングライブラリは存在しません。このライブラリのおかげ様でAcrobatフリーを実現できています。

http://www.codeproject.com/KB/applications/PDFViewerControl.aspx?msg=3154388

 

著作権・使用条件・配布条件・免責

PDFosell(フォルセル)およびPDForsell2を以下「本ソフトウェア」と記載。

著作権

本ソフトウェアはYomogi Softoware(ヨモギソフトウェア)およびヨモギが著作権を有します。

http://yomogi.bakufu.org/

使用条件

本ソフトウェアは個人・法人いずれの使用においても自由に使用できます。

配布条件

本ソフトウェアの再配布については、

1.       プログラムを改変しない

2.       そのままの形態(インストーラまたはzip形式)

の条件において許可いたします。

ただし、商用利用および営利目的の再配布、または再配布によって利益を得る活動(販売・間接的収入等)は許可いたしません。

また、フロッピーディスクやCD-ROM等の媒体による配布、書籍・雑誌への掲載、商品への添付においては、ヨモギソフトウェアまでご連絡ください。無断での実行は許可いたしません。

免責

本ソフトウェアを使用した事によって発生した損害は、一切補償しません。

また、このプログラムに不備があっても、作者はそれを訂正する義務を負いません。

 

 

連絡先

ヨモギ<yomogi08@gmail.com>